赤字を出さないために計算・計算

NPOは企業に比べてお金に疎い!
そんなイメージがあるかもしれません。

「その料金でやっていて赤字はでないんですか?」、とたまに聞かれることがあります。
確実に赤字がでるがやらなければいけない事業に関しては、別のところから何とかお金をひっぱってくるか、貯蓄を切り崩すかして乗り越えます。


その事業単体で黒字を出す必要があるものに関しては、かなり時間をかけて計算します。

当然ながら、過去のものと比較し、いくつもの収入パターンを考え、ただの売り買いだけの話ではなく、利用者の方に納得していただけるような企画にします。

楽観視せず、過去の実績から支出を多めにみて、収入を少なめにみて、それでも黒がでるように考えます。



最初のうちは、毎日細かくお金の動きをチェックし、3か月ぐらい経つと週1回程度、半年で2週間に1回程度動きをみます。
慣れればそんなに難しいことではないですし、ある程度の関数を知っていれば自動化できます。

難しいのは「NPOとしてどう魅せていくか」というところと、「変化ある仕組み作り」をどうするかだと思います。
そのために企画は結構練りこむ必要があります。

この方法で、赤字だった事業が、プラス30万円ぐらになりました。
たかだか30万円と思うでしょうが、地方の小規模NPOにしてみれば結構な額です。


しかし、便利な市販のソフトを使わず、エクセルで全てやってしまうあたりがNPOっぽいですね。
昨年度から会計王や給料王は導入しましたが、物販の売上管理票などは未だに全部手作りですね。
機会があったら、サポートセンターで使っている事務書類を公開できる範囲で公開するのも、面白いかもわかりませんね。

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