第7回の講師は松原豊さん。あたたかい雰囲気で改めてコミュニティの大切さを実感できる講座でした。


3月3日(土)は、津市げんき大学主催の地域デザイン講座「津市のハートに火をつけよう」の第7回目でした。

講師は、美里在住の写真師 松原豊さん。


三重県は平成の大合併で、地図上から“村”が消えてしまいました。
そんな消えた“村”の空気が詰め込まれた写真集「村の記憶」の生写真が会場に飾られました。

講座の内容は、写真を見ながら語られる「村の記憶」のエピソード。
そして、東日本大震災で被災した岩手県大槌町についてでした。

松原さんは、松原さんは、2011年の夏と2012年の冬に岩手県大槌町を訪問したそうです。
そこで撮影した半年前と半年後の風景。
写真師として何ができるのかをお話していただきました。


後半にはデジカメや携帯電話を使ったスナップショットの取り方ワークショップもありました。
松原さんの人柄が滲み出たあたたかい講座となりました。


また、今回は会場がにぎわいプラザから、会議室1に移ったため、殺風景な会議室をASIT(アジト)のメンバーにデザインしていただきました。

ASITは三重大学工学部建築学科の学生が中心となっている団体です。
講師の松原さんのプロフィールや、ハートに火をつけようの講座の雰囲気を伝えたところ、“あたたかみ”“村の寄り合い”というテーマで空間をデザインしたそうです。

下の写真のような殺風景な会議室が…

こんな感じに生まれ変わるんですね。

柱を立て、一本一本毛糸を通し、照明をつけ、手作りのイスを設置してくれました。

ASITはまだまだ実力を試せる機会が少ないため経験不足なのですが、講師の松原さんはそんな学生たちのもどかしい様子も全部プラスに受け止めていただき、学生たちの失敗を笑いに変えてくれる方でした。

松原さん、そしてASITの皆さん、ご来場の皆さん、本当にありがとうございました。


次で「津市のハートに火をつけよう」は最終回となります。
第8回の講師は、アーティストの山本耕一郎さんです

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