2022年2月6日に、特定非営利活動法人パフォーミングアーツネットワークみえ代表理事の油田晃さんを講師にお迎えし、講座『常に素でいることが正しいわけじゃない 演じるコミュニケーション術』を開催しました。
まず、コミュニケーションが上手な人ってどんな人?という問いかけがありました。
正解はたくさんありますが、協調性(みんなとうまくやっていくこと)と主体性(自分の意見を述べたり自ら行動していくこと)を持った人のことを主に「コミュニケーション能力が高い人」と呼ばれるそうです。
しかし、協調性と主体性はある意味逆の能力で、両立するのは難しそうですが、どのように両立できるのでしょう?
コミュニケーションにおいては、「演じる」と言うと良くないイメージを持たれがちですが、その時々に合わせて対応を変えるというのは誰しもがやっていること。
「本当の私」はたった一つではなく、それぞれの人間関係に対応する私が本当の私。
また、他者がコミュニケーションを読み解く時、言葉だけじゃなく、非言語コミュニケーション(表情・身振り・手振り・関係性など)を用いるのだとも教えていただきました。
演劇はコミュニケーションを「見せる」場。
演じるというのは悪いイメージを持たれがちですが、知らず知らずのうちに皆さんがやっていることなのかもしれません。
最後にワークショップをいくつか行いました。
一番盛り上がったのは「さもしりとり」でした。
「トマト」しか言ってはいけないしりとりなのですが、さもふつうにしりとりをしているかのような空気感を作りながらトマトと言い続けるのは、「うーん」と考えるようなそぶりを見せたり、身振り手振りを使ったり、まさしく演劇をやっているような気持ちにさせられて、参加者の皆さんも楽しんでおられました。
参加いただいた皆さま、講師の油田さま、ありがとうございました!
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