「危険」から「リスク」へ。三重短大図書館で防災コミュニケーションゲーム「クロスロード」のファシリテーターをしました


こんにちは。
津市NPOサポートセンターの川北です。

2019年9月18日(水)の午前中は、三重短期大学付属図書館で「クロスロード」という防災に関するコミュニケーションゲームを行いました。

私はゲームの進行役というか盛り上げ役で依頼を受けました。
意外に難しいんですよね。
ゲームを楽しく進行しながら、みんなから意見を引き出すのって。

参加者は津市役所の方も入れて6名。
少人数でしたが、その分、全員の話を聞きながら意見交換することができたので、結果としては良かったように感じました。

クロスロードは、阪神淡路大震災後に兵庫県の職員の方にヒアリングをして作られたもので、「家族同然の猫を避難所に連れていきますか? YES or NO」といった、2択問題が出され、それに対して自分の考えを述べるコミュニケーションゲームです。

ゲームのルールとしては多数派になるとポイントがもらえるというものですが、多数派、少数派ともに意見を交わすことで視野に広がりが出ます。

とくに多様な立場の方が参加すると、「そんな視点の意見があるのね」と、とても勉強になります。


何も備えなずに突然災害に襲われるのは「危険(Danger)」ですが、日ごろからコミュニケーションをとっておいて心づもりをしておくことで「危険」ではなく「リスク(Risk)」にすることができると、ゲームを作られた京都大学の先生たちの本を読んで、なるほどなぁと思いました。

良いツールですね。

また、ゲームの後には、防災に関するお話と総評として、津市役所の防災担当の方にお話いただきました。


ご参加いただいてみなさま、図書館の中澤さん、みなさん、本当にありがとうございました!

コメント